
タイでよく見る赤い看板の「チャートラムー」ってどんなお店なの?

タイ国内No.1のタイティーのお店だよ!
ChaTraMue誕生の話
初代オーナーは中国の潮州市からタイへ移住してきた一族の三男として生まれました。
1925年に中国から、ウーロン茶、緑茶などの輸入販売を行う店を始めます。
初めはバンコクのチャイナタウン、ヤワラート通りで開業しました。
20年ほどお店は繁盛しましたが、第二次世界大戦により移転を余儀なくされます。この頃からレッドティ、いわゆるタイティの輸入も開始します。
1945年。常夏の国タイでは、熱い中国茶よりも、氷を入れたアイスティー、アイスミルクティーの人気が高まり、“ChaTraMue”というブランドとして開業しました。
同じ時期にチェンライのWaweeという地域で、茶葉としてではなく食事を包む飾りとして栽培されていた紅茶の葉に目をつけ、”Cha Hom Factory”という名前でタイ国内での茶葉の生産を開始しました。

Waweeはチェンライの山の名前です。
当時は工場の機械をゾウで丘の上まで運んでいたそうです!
1965年。より交通の便が良い場所に新たに”Siam Tea Factory”工場を建設
なぜ鮮やかなオレンジ色になるのか
タイティーは、アッサムの茶葉をもとに複数のスパイスを含んだお茶であるため、もともと濃い赤色です。抽出の過程でも何度も茶葉にお湯を通し、濃く煮出すのが本場の作り方です。
これに、練乳とエバポレイドミルク(牛乳を蒸発させて濃縮したもの、無糖練乳)を混ぜることで鮮やかなオレンジ色になるのです。
美味しいタイティーのいれ方
家庭でもできる美味しいタイティーの淹れ方はこちらの記事で紹介しています!
ぜひお土産にチャートラムーを購入された方、あの味を日本に帰ってきてから再現したい方、参考にしてみてください。

チェンマイのおすすめ店舗
Nimman Soi 9 Chiang Mai
ここはチェンマイで最も人気のエリア、ニマンヘミンの中にある店舗です。
ChaTraMueの中では珍しい、ドリンクだけでなく、デザートも販売しているお店です。
画像はココナッツミルクにカラフルなお餅が入った、タイのぜんざいのようなスイーツです。
バタフライピーという紫の花で色付けされているため青色をしています。

Ruamchok Drive Thru
ここは中華レストラン併設の店舗で、とても珍しいです。
Dim sum(しゅうまいなどの点心)のお店です。ぜひタイティーと一緒にオーダーしてみてください。
まとめ

私の大好きなChaTraMueについて語らせていただきました。
ChaTraMueは1945年から続く、タイ国内No.1のタイティーブランドです。
国内のみならず、東南アジア各国、中国、香港、韓国にも進出しています。
いつか日本にも出店されることを夢見つつ、今はタイに行った時の最大の楽しみとしています。
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